大日本印刷株式会社(DNP)は4月15日、クレジット業界における国際的なセキュリティ基準「PCI DSS」の準拠支援コンサルティングサービスを本格展開すると発表した。これは、日本クレジット協会が「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画」で、国内のクレジットカード情報管理の基準をPCI DSSとしたことなどを受けたもの。費用は規模により変動するが、フェーズ1はひとつの業務、一箇所の業務拠点、ひとつのデータセンターの場合で500万円程度を予定している。PCI DSS準拠支援コンサルティングサービスは、PCI DSS対応開始時の「PCI DSS乖離分析」、企業が運用のルール化、プロセスの適正化およびシステム改善を行うにあたってのアドバイス、Q&A対応といった「継続的な準拠支援」、QSAの訪問インタビューや視察時の同席およびQ&A対応といった「フォローアップ」、定期的なフォローアップ、PCI DSSがバージョンアップされた際の最新の情報提供などを行う「PCI DSS維持フォローアップ」の4つのフェーズでコンサルティングサービスを提供するもの。