独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月30日、日本電気株式会社(NEC)が提供する複数の無線LANルータにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.1。「Aterm WF800HP ファームウェア Ver1.0.17 およびそれ以前」および「Aterm WG300HP」には、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性(CVE-2016-1168、CVE-2016-1167)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートするなど呼びかけている。