一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は3月3日、「マイナンバーとプライバシーマークに関する意識調査」の結果を発表した。本調査は2月8日~9日、20代~60代の5階層における男女各100名を対象に、Webアンケートにより実施したもの。調査結果によると、回答者の約4割がマイナンバー制度に「期待している」と答えたが、そのうち8割以上(全体の34.2%)は「期待しているが不安もある」と回答している。その不安についての回答は「個人情報が漏えいし、プライバシーが侵害される」が65.6%を占めた。また、マイナンバー制度の開始によって、企業の個人情報の取り扱いが「今まで以上に気になる」と約50%が回答している。なお、マイナンバーの通知カードではなく個人番号カードを申請したのは14.4%にとどまっている。JIPDECではプライバシーマーク制度を推進しており、今回の調査結果を制度運営に活かすとしている。