独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月18日、Swannが提供するネットワークビデオレコーダ(NVR)に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは9.8。修正版のファームウェアは公開されているが、本脆弱性の報告者によると問題は解決していないという。なお、他の製品も本脆弱性の影響を受ける可能性がある。「Swann NVW-470LCD」および「Swann NVW-470CAM」には、パスワードがハードコートされている問題(CVE-2015-8286)および、特定のURLにアクセスすることでNVRに接続されたIPカメラからの映像ストリーミングデータを認証なしで取得される脆弱性(CVE-2015-8287)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって、当該機器の root 権限を取得されたり、映像ストリーミングデータを閲覧される可能性がある。JVNでは本脆弱性の影響を軽減するため、ファイアウォールなどにより信頼できるホスト、ネットワーク、サービス以外からのアクセスを制限ことを呼びかけている。