マカフィー株式会社は11月4日、インテルセキュリティによる企業向けセキュリティの新たな事業戦略を発表した。新戦略のコンセプトとして「Threat Defense Lifecycle(脅威対策のライフサイクル)」を導入し、主要なプロセスを一元化したオープンな統合セキュリティシステムの実現を目指すという。この新戦略のもと、より優れた監視機能と実践的な運用上のコントロールを実現するための重点領域として、エンドポイントとクラウドのセキュリティに注力するとしている。Threat Defense Lifecycleでは、一連の脅威対策へのサイクルを「Protect(防御)」「Detect(検知)」「Correct(復旧)」の各段階に分け、それぞれの段階で獲得したインテリジェンスを“適応フィードバック”に反映することで、改善を重ねる反復サイクルのなかで、組織のセキュリティ対策能力を進化させる。また、このサイクルを自動化するツールへの投資も拡大するという。さらに新製品として、俊敏性の高いエンドポイント サービス プラットフォームを構築し、セキュリティの複雑性の軽減、高度な攻撃に対する防御、インシデントからの高速な復旧を支援する「McAfee Endpoint Security 10.X」、脅威の検出精度を向上し、簡単で効率的にインシデント対応を高速化できるエンドポイントでの脅威の検知/対応ソリューション「McAfee Active Response」を発表した。