標的型攻撃の件数は減少するも、その手口は多様化(IPA) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.18(水)

標的型攻撃の件数は減少するも、その手口は多様化(IPA)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は10月23日、2015年7月~9月の四半期における「サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)運用状況」を公開した。同四半期、J-CSIP参加組織(6つのSIG、全61参加組織)からIPAに対し、標的型攻撃メールと思われる不審なメール等の情報提供が88件(2015年4月から6月は104件)行われ、その情報をもとにIPAからJ-CSIP参加組織へ33件(同27件)の情報共有が実施された。

情報提供のあった88件のうち、標的型攻撃メールとみなした情報は23件。件数は全体的に減少傾向にあるが、前四半期よりも多様な手口が観測されており、予断を許さない状況としている。特に添付ファイルでは、もっとも多かった「ショートカット(lnk)」ではJavaScriptとVBScriptが仕込まれているショートカットが確認されており、感染させられるウイルスも異なるものであった。次に多かった「Office文書ファイル」では、Officeファイルを攻撃に使用しながらも、Office自体の脆弱性は悪用されていなかった。

メール送信元地域では「不明」が52%を占めるが、「日本」の22%をはじめアジア地域が多かった。不正接続地域では「韓国」が55%を占めるが、新たに「スーダン」が14%と2番目に多い地域となった。「日本」も7%と引き続き割合が多い。ただし、遠隔操作ウイルスの種類としては、いずれの不正接続地域においても既知のものが確認されている。。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 最も多くパスワードに使われた日本人女性の名前

    最も多くパスワードに使われた日本人女性の名前

  2. 平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

    平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

  3. セキュリティ意識の高まりから長いパスワードが新たにランクイン、2015年版「最悪のパスワード」を発表(SplashData)

    セキュリティ意識の高まりから長いパスワードが新たにランクイン、2015年版「最悪のパスワード」を発表(SplashData)

  4. 「WannaCry」はビジネスを回復不能にする「DeOS型攻撃」の出現を示唆(シスコ)

  5. IoT機器への不正アクセスが目的と思われる、MQTTによる探索行為が増加(警察庁)

  6. 比較的少ない400ノードで毎秒75Gbpsという今期最強のDDoS攻撃を発生(アカマイ)

  7. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  8. 3月の「Apache Struts」の脆弱性に最大1日40万件超の攻撃を検知(日本IBM)

  9. 「WannaCry」などのインシデントを防ぐには、アップデートと設定見直しが鍵(ラック)

  10. ウイルスに感染したIoT機器からの攻撃、メキシコでの大規模乗っ取りで急増(横浜国立大学、BBソフトサービス)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×