独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は10月7日、「サイボウズ ガルーン」における複数の脆弱性の対策について注意喚起を発表した。サイボウズ株式会社が提供するグループウェア「サイボウズ ガルーン」には、任意のPHPコードが実行される複数の脆弱性と、LDAPインジェクションの脆弱性が存在する。この脆弱性により、サーバ上で任意のPHPコードを実行されたり、認証サーバの情報が漏えいする可能性がある。影響を受けるバージョンは、「サイボウズ ガルーン 3.0.0 から 4.0.3 まで」となっており、任意のPHPコードが実行される複数の脆弱性、LDAPインジェクションの脆弱性ともに深刻度は「III(危険)」とされている。IPAでは、悪用された場合の影響が大きい脆弱性であるため、できるだけ早急に開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用するよう呼びかけている。なお本脆弱性は、開発者が利用者への周知のために、開発者自らが届出を行ったという。