警察庁は10月20日、2015年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況などについて発表した。これによると、2015年上半期に同センター(IHC)が受理した通報件数は75,794件(前年同期比897件減)、違法情報は16,337件(同1,655件減)、有害情報は3,048件(同868件増)であった、警察への通報件数は6,551件(同1,403件減)となっている。IHCからサイト管理者等に対して削除を依頼した違法情報2,371件(前年比1,477件減、38.4%減)のうち2,318件(同1,308件減、36.1%減)が削除、有害情報983件(同703件増、251.1%増)のうち793件(同625件増、372.0%増)が削除した。類型別では「わいせつ物公然陳列」が10,990件でもっとも多く、「規制薬物の広告」(2,721)件、「児童ポルノ公然陳列」(951件)、「預金通帳の譲渡等」(587件)、「出会い系サイト規制法」(483件)と続いた。特に「規制薬物の広告」が前年同期から7倍以上の2,346件と大幅に増加している。