警察や自衛隊、警備関係者が対象のテロ対策特殊装備展とは | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

警察や自衛隊、警備関係者が対象のテロ対策特殊装備展とは

「危機管理産業展(RISCON)2015」と一緒に東京ビッグサイトで開催されているもうひとつの展示会、それが「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」だ。前者は一般向けだが、後者は来場対象者を警察や自衛隊、警備関係者に絞ったものとなる。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
「危機管理産業展(RISCON)2015」と一緒に東京ビッグサイトで開催されているもうひとつの展示会、それが「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」だ。前者は一般向けだが、後者は来場対象者を警察や自衛隊、警備関係者に絞ったものとなる。

SEECATは主催側が「日本で唯一のテロ対策装備品を扱う展示会」と称するとおり、展示されている物品は他の展示会では見ることができないような直接的なものが多い。海外の展示会とは異なり、銃器は扱われていないものの、防弾チョッキや暗視スコープなどの個人装備品は普通に置かれている。

来場対象者は警察や自衛隊、警備会社の担当者が中心で、事前申請を行い、主催側の審査をクリアしないと会場内に入ることすらできない。「それ自体が展示物のひとつ」でもあるが、ゲートにはX線検査装置や金属探知機、液体探知機などが設置され、空港と同レベルのセキュリティが確保されている。取材者についても同様で、事前審査をクリアして会場内に入ることができたとしても「展示物の撮影が許可されない、モノについての説明も聞くことができない」といった状態に。出展する側としては「モノが必要な人にだけわかればいいので、取材であっても詳細を説明する必要はない」といった感じだろうか。質問も笑顔でスルーされることが多かった。

出展者からは撮影も許されず、説明も聞くことはできなかったが、展示されている装備品には「島嶼防衛を主眼に置いたもの」が目立っていたように思えた。防衛省の装備品調達も島嶼防衛にシフトしているので、自衛隊相手のビジネスがそうなってしまうのは当然なのかもしれない。

一般人は対象にしていない展示会、テロ対策特殊装備展とは

《石田真一@レスポンス》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×