独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月30日、baserCMSユーザー会が提供するオープンソースのコンテンツ管理システム「baserCMS」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.5。「baserCMS 3.0.7 およびそれ以前」には、SQLインジェクションの脆弱性(CVE-2015-5641)およびアクセス制限不備の脆弱性(CVE-2015-5640)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン済みのユーザによって、任意の SQL 文を実行されたり、ユーザが設定した登録項目が、権限のない他のログイン済みのユーザによって任意の値に変更される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。