RFIDを使用した「入退門管理システム」と「作業者接近検知システム」を展示、災害発生時の安否確認も可能(吉川工業) | ScanNetSecurity
2024.04.24(水)

RFIDを使用した「入退門管理システム」と「作業者接近検知システム」を展示、災害発生時の安否確認も可能(吉川工業)

吉川工業は東京ビッグサイトで開催されていた「自動認識総合展」において、RFIDを使用した「入退門管理システム」と「作業者接近検知システム」などを展示した。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
 吉川工業は東京ビッグサイトで開催されていた「自動認識総合展」において、RFIDを使用した「入退門管理システム」と「作業者接近検知システム」などを展示した。

 「入退門管理システム」は、工場や施設向けの立ち入り管理システムで、入構証をアンテナにかざすことで瞬時にデータを読み込み、不正入構を防止する。

 2万件の登録データから入構証5枚を認識するのに必要な時間は0.3秒と高速のため、車内から複数人がICカードをかざす必要がある状況でも、渋滞をさせずに入構することが可能となっている。

 「作業者接近検知システム」は、RFIDタグの電波をアンテナを搭載したフォークリフトなどで検知することで、作業の安全を確保する。壁や障害物の裏にいる作業員なども検知できるので、目視できない死角の安全もカバーでき、3mから12mまで全方向、6段階にわたって警報区域を設定することができる。

 その他、RFID技術を使ったシステムの拡張技術としては、構内の人員管理なども行えるため、タブレット端末による点呼リスト作成と組み合わせて、災害発生時の安否確認を行ったり、捜索を行うこともできる。

 こうした同社のシステムは、すでに新日鐵住金の施設において、登録12,000件、15,000件の大規模運用が長期にわたって行われている。大規模なオーダーメイドだけでなく、SI事業者やエンドユーザー向けに低コストのパッケージ版の販売も展開していくとのこと。

RFIDタグで入退門管理や災害時の安否確認を実現……吉川工業

《防犯システム取材班@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×