独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月11日、Securifiが提供する家庭向け無線LANルータ「Securifi Almond」のファームウェアに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.8。「Securifi Almond ファームウェアバージョン AL1-R200-L302-W33 およびそれ以前」「Securifi Almond 2015 ファームウェアバージョン AL2-R088 およびそれ以前」には、不十分なランダム値の使用(CVE-2015-2914)、機密情報の平文通信、証明書やパスワードの管理(CVE-2015-2915)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2015-2916)、不適切な入力確認(CVE-2015-2917)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、DNSレスポンスのなりすましが可能なリモートの攻撃者によって、細工されたホストに誘導されたり、意図しない操作をさせられる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。また、不要であればWebインタフェースを無効にすることを推奨している。