月例セキュリティ情報12件を公開、最大深刻度「緊急」は5件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

月例セキュリティ情報12件を公開、最大深刻度「緊急」は5件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2015年9月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は12件で、このうち最大深刻度「緊急」が5件、「重要」が7件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
日本マイクロソフト株式会社は9月9日、2015年9月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は12件で、このうち最大深刻度「緊急」が5件、「重要」が7件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで56件(4件重複)。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS15-094:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3089548)要再起動
MS15-095:Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3089665)要再起動
MS15-097:Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3089656)再起動が必要な場合あり
MS15-098:Windows Journal の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3089669)再起動が必要な場合あり
MS15-099:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3089664)再起動が必要な場合あり

「重要」
MS15-096:Active Directory サービスの脆弱性により、サービス拒否が起こる(3072595)要再起動
MS15-100:Windows Media Center の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3087918)再起動が必要な場合あり
MS15-101:.NET Framework の脆弱性により、特権が昇格される(3089662)再起動が必要な場合あり
MS15-102:Windows タスク管理の脆弱性により、特権が昇格される(3089657)要再起動
MS15-103:Microsoft Exchange Server の脆弱性により、情報漏えいが起こる(3089250)再起動が必要な場合あり
MS15-104:Skype for Business Server および Lync Server の脆弱性により、特権が昇格される(3089952)再起動不要
MS15-105:Windows Hyper-V の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3091287)要再起動

このうち、MS15-094、MS15-095、MS15-097(CVE-2015-2542)、MS15-097(CVE-2015-2529)、MS15-100(CVE-2015-2509)、MS15-101(CVE-2015-2504)は脆弱性が一般に公開されており、MS15-097(CVE-2015-2546)およびMS15-099(CVE-2015-2545)については悪用が確認されていた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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