独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月24日、コルネ株式会社が提供するショッピングサイトを構築するためのWordPressプラグイン「Welcart」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは6.5。「Welcart 1.4.17 およびそれ以前」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2015-2973)およびSQLインジェクション(CVE-2014-10017)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該プラグインを組み込んだWordPressにログイン可能なユーザによって、データベース内の情報を取得、改ざんされたり、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。