独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月14日、Kaseyaが提供するヘルプデスクのチケットシステムを用いた IT 管理プラットフォーム「Kaseya VSA(Virtual System Administrator)」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.3。「Kaseya VSA R9 およびそれ以前」には、ディレクトリトラバーサル(CVE-2015-2862)およびオープンリダイレクト(CVE-2015-2863)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能なユーザに任意のファイルをダウンロードされたり、リモートの第三者によってユーザを任意のWebサイトにリダイレクトされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するパッチを適用するよう呼びかけている。