一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月14日、「Cisco社製セキュリティアプライアンスソフトウェア」の脆弱性に関する注意喚起を発表した。これはCisco社の発表を受けたもので、同ソフトウェアには複数の脆弱性があり、攻撃者は細工したパケットを送信することで、ソフトウェアを不正終了させたり、任意のコマンドを実行させる可能性がある。Cisco社では、脆弱性のひとつ「CVE-2014-3383」の脆弱性を使用する攻撃を7月8日(米国時間)に複数確認しており、JPCERT/CCにおいても同日16時から20時30分頃にかけて、特定のポートに対する探索を確認しているという。同ソフトウェアは、「Cisco ASA 5500 シリーズ」をはじめとする複数のセキュリティアプライアンスに搭載されており(仮想アプライアンスも含む)、JPCERT/CCではCisco社から提供されている情報をもとに該当製品のソフトウェアを更新することを強く呼びかけている。