日本マイクロソフト株式会社は6月10日、2015年6月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は8件で、このうち最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が6件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで45件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS15-056:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3058515)要再起動MS15-057:Windows Media Player の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3033890)再起動が必要な場合あり「重要」MS15-059:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3064949)再起動が必要な場合ありMS15-060:Microsoft コモン コントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3059317)要再起動MS15-061:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(3057839)要再起動MS15-062:Active Directory フェデレーション サービスの脆弱性により、特権が昇格される(3062577)再起動の必要なしMS15-063:Windows カーネルの脆弱性により、特権が昇格される(3063858)要再起動MS15-064:Microsoft Exchange Server の脆弱性により、特権が昇格される(3062157)再起動の必要なしこのうち、MS15-056(CVE-2015-1765)およびMS15-060(CVE-2015-1756)は脆弱性が一般に公開されており、MS15-061(CVE-2015-2360)については悪用が確認されていた。