アラクサラネットワークス株式会社(アラクサラ)とトーテックアメニティ株式会社(トーテック)は6月2日、テラビットスケールのクラウドセキュリティに対応した、サイバー攻撃・内部不正対策のためのネットワークフォレンジックソリューションを共同で検証したと発表した。これは、アラクサラのルータ・スイッチ「AX8600S/Rシリーズ」とトーテックのフォレンジックサーバ「NetRAPTOR」の組み合わせにより、クラウド環境でも実用となるネットワークフォレンジックソリューションを検証したというもの。検証は、AX8600S/Rシリーズ上に選択的ミラーリングの機能を実装し、100Gbps回線から指定のデータフローを抽出してNetRAPTORに送り、記録・分析を行った。これにより、クラウド環境における大量のデータの中から、必要なデータのみを対象としたフォレンジックスが実現できる。同ソリューションによって、マルチテナントのプライベートクラウドを提供するクラウド事業者にとっては、テナントごとのネットワークフォレンジックスを新たなSaaSサービスとして提供することが可能になるとしている。