株式会社NTTデータは5月19日、医療機関と臨床検査会社の一元的なネットワーク基盤を構築し、2015年12月より「L-AXeS エルアクセス」としてサービス提供を開始すると発表した。現時点で、臨床検査受託業界を代表する株式会社エスアールエル(SRL)、株式会社LSIメディエンス(LSIM)の2社が同サービスのファーストユーザとなり、年内に利用を開始することを予定している。同サービスにより、医療機関および臨床検査会社は、Webブラウザ上から「検査依頼・結果報告ファイルのアップロード/ダウンロード」や「送信状況の確認」、「ユーザ管理」などが行える。また、同サービスを利用する臨床検査会社間での連携においても、同様の機能が利用可能となる。同サービスは、NTTデータがレセプトオンライン接続サービスや地域連携サービス等で提供している「IPsec+IKE」接続である「@OnDemand」を採用することにより、医療情報を扱うネットワークとして適切なセキュリティを確保している。また、同社の医療・決済分野等での実績を生かした共同利用センターの運営も行う。これにより臨床検査会社は、セキュアな環境で業務を効率化できるほか、導入コストや回線管理にかかる業務コストを削減できるとしている。