大日本印刷株式会社(DNP)は5月19日、パロアルトネットワークスと販売代理店契約を締結し、同社の標的型攻撃対策ソフトウェア「アドバンスト エンドポイント プロテクション Traps」の販売を同日より開始したと発表した。なお、DNPのグループ会社である株式会社インテリジェント ウェイブ(IWI)もTrapsの販売を担当し、企業向けの技術支援も開始する。Trapsは、マルウェアと、他のエンドポイント向けセキュリティ製品では防げないエクスプロイトの両方を防ぐソフトウェア製品。Trapsは、標的型攻撃で使われるマルウェアの特定のプログラム手法を検知し、攻撃プログラムが動き出したときに強制停止させる。また、動作時のCPUへの負荷がほとんどないことが特徴となっており、更新頻度も極めて低いため、オフィスのPCだけでなく、店舗などでのアプリケーションやパターンファイルの更新作業の負荷が高いPOSやATM、複合機やアーケードゲーム機などの業務用機器にも適しているとしている。DNPとIWIは今後、Trapsおよび関連するサイバーセキュリティ対策製品を提供し、2017年度までの3年間累計で約20億円の売上を目指す。