独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月1日、坂井弘亮氏が開発・提供するCTF(Capture The Flag)のスコアサーバ用CGI「EasyCTF」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.5。「EasyCTF-1.3 およびそれ以前」には、セッション管理不備(CVE-2015-0914)、クロスサイトスクリプティング(CVE-2015-0913)、および任意のファイルを作成される(CVE-2015-0912)脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、認証情報を持たない攻撃者によって当該製品に不正にログインされたり、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。