シスコシステムズ合同会社(シスコ)は4月27日、脅威に重点を置いた業界初となる次世代ファイアウォール(NGFW)「Cisco ASA with FirePOWER Services」の新モデルを発表した。同製品は、ステートフルなファイアウォール、アプリケーションの可視性と制御(Cisco Application Visibility and Control:Cisco AVC)、高度なマルウェア防御(Cisco Advanced Malware Protection:Cisco AMP)、次世代侵入防止機能(NGIPS)をひとつのデバイスに組み込んだもので、5種類のモデルが用意される。複数の脅威防御テクノロジーを緊密に統合することで、多くの中規模企業でみられる「寄せ集めのセキュリティアプローチ」から脱却するとともに、総所有コストを削減してセキュリティへの投資効果を最大化する。また、誤検出アラートを減少させ、ITスタッフの負担を軽減する。さらに、従来は不明であったマルウェアにもフラグを付けるため、検出までの時間が大幅に短縮され、解決までの時間も週単位から時間単位へと短縮するとしている。