2014年は全世界で10億件以上のデータが漏えい--インテリジェンスレポート(日本IBM) | ScanNetSecurity
2024.04.17(水)

2014年は全世界で10億件以上のデータが漏えい--インテリジェンスレポート(日本IBM)

日本IBMは、「IBM X-Force 脅威に対するインテリジェンス・レポート:2015年第1四半期(日本語版)」を発表した。

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日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は4月23日、「IBM X-Force 脅威に対するインテリジェンス・レポート:2015年第1四半期(日本語版)」を発表した。また同社では、Web上でセキュリティ脅威の最新情報を提供する「IBM X-Force Exchange」の公開を4月16日に開始している。本レポートは、2014年1年間に全世界で発生したセキュリティ脅威の動向に関する調査。レポートでは、注目すべき出来事は年間を通して多数あったが、セキュリティ問題の多くは「デジタル世界におけるプライバシー」「システム基盤の欠陥」「セキュリティの基礎欠如」の3つの包括的なテーマを通して確認できるとしている。

また、2014年の主なポイントとして「モバイル・アプリケーション『Cordova』の脆弱性」「金融マルウェア『Citadel』の進化」「漏えい記録件数は10億件を超え、2013年と比べて25%の増加」を挙げている。Apache Cordovaは全Androidアプリの約6%で使用されおり、特にビジネス、医療、金融などのカテゴリーで普及している。IBM X-Forceでは、2014年7月にCordovaで一連の脆弱性を発見している。金融マルウェアのひとつであるCitadelは、金融機関以外も標的とし、企業の知的財産を狙う攻撃へと進化を続けている。さらに、全世界における2014年の漏えい記録の件数は10億件以上で、2013年の8億件と比較して25%増加した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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