社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は4月17日、埼玉県警サイバー犯罪対策課と寄居署が4月14日、ファイル共有ソフト「Share」を通じて漫画作品を権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた東京都町田市の派遣社員男性(33歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕し、15日にさいたま地検熊谷支部へ送致したことを著作権侵害事件として発表した。男性は1月3日頃、株式会社集英社が発行する漫画作品「黒子のバスケ30巻(電子版)」を、Shareを通じて権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれている。本件は、今年2月に行われた38府県警察によるファイル共有ソフト等を使用した著作権法違反事件の一斉集中取締りのひとつだという。