独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月27日、株式会社インターネットイニシアティブが提供するアクセスルータ「SEIL シリーズ」にDoSの脆弱性(CVE-2015-0887)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは4.3。「SEIL/x86 Fuji 1.00 から 3.30 まで」「SEIL/X1 3.50 から 4.70 まで」「SEIL/X2 3.50 から 4.70 まで」「SEIL/B1 3.50 から 4.70 まで」のPPPアクセスコンセントレータ(PPPAC)機能には、SSTPパケットの受信処理に起因するDoSの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたSSTPパケットを受信することで、当該製品を応答不能な状態にされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。