独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月20日、有限会社クレアルが提供するWindows向け電子メールクライアント「AL-Mail32」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.8。「AL-Mail32 Version1.13c およびそれ以前」には、添付ファイルの処理が原因でバッファオーバーフロー(CVE-2015-0880)、DoS(CVE-2015-0879)、ディレクトリトラバーサル(CVE-2015-0878)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコードを実行されるなど複数の影響を受け可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。