2,729件の顧客情報が記載された書類を紛失、誤って廃棄の可能性(損害保険ジャパン日本興亜) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

2,729件の顧客情報が記載された書類を紛失、誤って廃棄の可能性(損害保険ジャパン日本興亜)

 損害保険ジャパン日本興亜は17日、顧客情報が記載された書類の紛失を発表した。保管期限前に誤って廃棄(溶解処理)した可能性が高いという。また、現時点では不正使用の事実も確認されていないとのこと。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
 損害保険ジャパン日本興亜は17日、顧客情報が記載された書類の紛失を発表した。保管期限前に誤って廃棄(溶解処理)した可能性が高いという。また、現時点では不正使用の事実も確認されていないとのこと。

 紛失された書類は、秋田保険金サービス第一課、東北冬季事故受付センター、水戸保険金サービス第一課がそれぞれ保管していた保険金支払関連書類。いずれも必要な手続きはすべて完了している事案で、2,729件となる。記載されていた情報は、顧客の名前、生年月日、性別、住所、電話番号、保険事故情報、金融機関口座情報 など。一部は、事故による怪我の状況など、センシティブ情報を含んでいた。

 秋田保険金サービス第一課が2014年9月に点検を実施した際に、220件分の書類の紛失が確認された。これを受け、全社一斉点検を2014年12月末まで実施し、その他の書類紛失が確認された。

 同社では「社外に持ち出された可能性はきわめて低い」としており、今後は書類の保管場所を一括集中化するなどルール見直しを実施する予定。また該当者には個別に連絡し、直接謝罪を行うとしている。

損保ジャパン日本興亜、顧客情報2,729件を紛失

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×