独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月15日、Honeywell Internationalが提供するMicrosoft Windows OSで稼動する小売向けPOSシステムで使われるソフトウェア「Honeywell OPOS(OLE for Retail Point-of-Sale(POS))Suite」にスタックバッファローの脆弱性(CVE-2014-8269)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは7.5。「Honeywell OPOS Suite 1.13.4.15 より前のバージョン」には、渡された文字列の長さをチェックせずにスタック上の固定長バッファにコピーすることが原因でスタックバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザが悪意あるページを読み込んだり悪意あるファイルを開いたりした場合、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。