日本マイクロソフト株式会社は12月10日、2014年12月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの7件で、このうち最大深刻度「緊急」が3件、「重要」が4件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで25件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS14-080:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3008923)要再起動MS14-081:Microsoft Word および Microsoft Office Web Apps の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3017301)再起動が必要な場合ありMS14-084:VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3016711)再起動が必要な場合あり「重要」MS14-075:Microsoft Exchange Server の脆弱性により、特権が昇格される(3009712)再起動が必要な場合ありMS14-082:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3017349)再起動が必要な場合ありMS14-083:Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3017347)再起動が必要な場合ありMS14-085:Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、情報の漏えいが起こる(3013126)再起動が必要な場合ありこのうち、MS14-085(CVE-2014-6355)脆弱性が一般に公開されている。同社では、企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-080(Internet Explorer)、およびMS14-081(Word およびOffice Web Apps)については至急適用を進めるよう呼びかけている。