一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は12月2日、ファイル共有ソフトを使用して著作権(公衆送信権)を侵害していた男女3名がそれぞれ送致された事件について発表した。これらはすべて、JASRACの告訴を受けて送致されたもの。北海道警察本部サイバー犯罪対策課および千歳警察署は11月17日、北海道札幌市の女性(23歳)を札幌地方検察庁に送致した。この女性は、大学在学中から数年にわたり「Cabos」を使用しており、管理楽曲を含む1,000曲以上の音楽ファイルをインターネット上に公開していた。また、愛知県警察本部サイバー犯罪対策課および守山警察署は11月20日、愛知県名古屋市の男性(34歳)を名古屋地方検察庁に送致した。この男性は「Share」のほか「Winny」の使用歴があり、管理楽曲を含む5,000曲以上の音楽ファイルやTVアニメ等をインターネット上に公開していた。さらに栃木県警察本部生活環境課サイバー犯罪対策室および足利警察署は11月28日、埼玉県和光市の男性(22歳)を宇都宮地方検察庁足利支部に送致した。この男性は、約7年前から「Cabos」を利用するようになり、管理楽曲を含む2,000曲以上の音楽ファイルをインターネット上に公開していた。