米Adobe Systems(アドビ)は11月25日(米国時間)、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデート(APSB14-26)を発表した。Adobe Flash Playerの複数製品には、攻撃者によってシステムを乗っ取られるなどの影響を受ける複数の脆弱性が存在する。アドビでは、それぞれ対応するバージョンへアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性の影響を受ける製品は、Windows版およびMacintosh版の「Adobe Flash Player 15.0.0.223およびそれ以前」「13.0.0.258およびそれ以前の13.x」。脆弱性は、メモリポインタの逆参照処理が原因でコード実行が可能になるというもの。アドビでは脆弱性の危険度レベルの表示方法を変更したが、本脆弱性は3段階の中間となる「2」としてアナウンスしている。