独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月4日、Linksysズ社が提供する無線LANルータ「Linksys EA シリーズ」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは6.8。Linksys SMART WiFi 対応ファームウェアを使用する Linksys EA シリーズには、管理者パスワードの MD5 ハッシュ値が含まれる.htpassword ファイルを閲覧される鍵管理のエラー(CVE-2014-8243)、および情報漏えいの脆弱性(CVE-2014-8244)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にルータ内の機微な情報を取得されたり、改ざんされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけているが、「EA2700」「EA3500」は未対応となっている。