IPAおよびJPCERT/CCは、drchrono社が提供する電子医療記録(Electronic Health Record:EHR)用のWebアプリケーションに複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月30日、drchrono社が提供する電子医療記録(Electronic Health Record:EHR)用のWebアプリケーションに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは5.1。
drchrono.com、onpatient.comなどのドメインで提供されている「drchrono Electronic Health Record(EHR)」にはクロスサイトスクリプティングの脆弱性およびクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在する。ただし、「第三者が認証済みユーザになり(あるいはなりすまし)、細工されたコンテンツをアップロードもしくは送信する」「第三者がアップロードしたコンテンツ、もしくは用意したWebページに、認証済みユーザ(現実的には臨床医)を誘導しアクセスさせる」という条件がある。