NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)、株式会社日立製作所および日本電気株式会社(NEC)は10月21日、総務省から受託した「サイバー攻撃複合防御モデル・実践演習の実証実験」の一環として、今年度第1回目の「実践的サイバー防御演習(CYDER:CYber Defense Exercise with Recurrence)」を同日から実施したと発表した。CYDERは、増加するサイバー攻撃に対応するため、官民のLAN管理者のインシデントレスポンス能力の向上を目的としたもの。日常の運用を考慮しながら、事業継続を脅かす攻撃に対応できる「総合力の高い情報システム管理者」の養成を目指すもので、2013年9月25日を第1回目として昨年度中に10回実施(33組織292名が参加)している。2014年度も本日を第1回目として、合計7回実施予定。CYDER演習プログラムは、1日目に講義と実習、2日目にはグループワークが行われる。また「サイバー攻撃複合防御モデル・実践演習の実証実験」は新たなサイバー攻撃に対応可能な環境を実現するため、攻撃の解析および防御モデルの検討を行い、官民参加型のサイバー攻撃に対する実践的な防御演習を行う。このうち、サイバー攻撃の解析を日立、防御モデルの検討および実証実験の全体総括をNTT.Com、実践的サイバー防御演習の実施をNECが担当する。