米Googleは10月14日(現地時間)、SSL 3.0における「POODLE」の脆弱性(CVE-2014-3566)についてブログでレポートした。POODLEは「Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption」の略で、この脆弱性が悪用されると、セキュアなHTTPクッキーやHTTP認証ヘッダコンテンツなどのトークンを盗まれる可能性がある。これにより、Webサイト上の個人情報を盗まれる可能性がある。Googleではシステム管理者に対し、WebサイトのSSL 3.0を使用しないよう設定を更新するよう呼びかけている。また、WebブラウザのSSL 3.0のサポートを無効にする「TLS_FALLBACK_SCSV」を公開している。なお、AWSで「Elasitc Load Balancing(ELB)」および「CloudFront」を利用している場合に本脆弱性の影響を受ける可能性があり、対応が必要なケースがあるとしている。また、EC2上で「ApacheやNginx」や「Postfix」などでSSLを利用している場合にも影響があるという。