独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月17日、横河電機株式会社が提供する統合生産制御システムである「CENTUM」およびOPCインタフェースパッケージである「Exaopc」に、に任意のファイルにアクセス可能な脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「CENTUM CS」や「CENTUM VP」の複数バージョン、および「Exaopc R3.72.10 およびそれ以前」には、BKBCopyD.exe の処理が原因で任意のファイルにアクセス可能な脆弱性(CVE-2014-5208)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工された通信フレームを 20111/tcp に送信されることで、ユーザの権限で任意のファイルを取得されたり作成される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。開発者によると、2014年9月末から、対応するパッチが順次リリースされるという。