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2018.06.19(火)

感染の拡大が続くデング熱の症状や予防策について

脆弱性と脅威 脅威動向

 感染の拡大が続くデング熱。9月1日には、新たに19人の患者が確認され、国内のデング熱感染者は22人にまで増えた。蚊を媒介にして感染すると聞くと不安や心配になるが、実は感染しても重症化するのはまれだという。

 デング熱とは、デングウイルスに感染した蚊に刺されることで生じる感染症。熱帯や亜熱帯地域で流行しており、全世界で年間約1億人がデング熱を発症していると推定される。人から人へは感染しない。感染しても発症しないことも多いとされる。

 急性の熱性疾患で、主な症状は高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、眼窩(か)痛、発疹など。症状は1週間程度で治まり、予後は後遺症なく回復する。ただ、ごくまれに患者の一部に重症型の「デング出血熱」が出現することがある。

 デング熱は、4つの血清型(1・2・3・4型)があり、感染した型のウイルスで免疫を得ることができる。デング出血熱は、前回と異なる型のデングウイルスに感染した時に発症する確率が高くなると言われている。

 デングウイルスに対する特別な薬や治療法はなく、発症した際は症状に応じた対症療法が行われる。デング熱に有効なワクチンはない。予防としては、海外の流行地に出掛ける際には、長袖・長ズボンを着用するなど、蚊に刺されない工夫が重要になる。

 日本国内では、デング熱の主たる媒介蚊であるネッタイシマカは常在していないが、媒介能力があるヒトスジシマカは青森県以南に生息しているとされる。今回のように海外渡航歴がなくても、デングウイルスに感染したヒトスジシマカを介して発症する可能性も低いながらもあり得る。

 ヒトスジシマカは、日中、屋外での活動性が高いため、屋外に出るときは肌の露出を避け、防虫剤などの適切な使用を心掛けるとよい。また、蚊の繁殖を防ぐため、タイヤにたまった水など、屋外の水を放置しないことも大切だ。

 ヒトスジシマカの活動期間は、10月下旬ごろまで。越冬できないため、日本国内でのデング熱の感染は一過性のものと考えられている。

 東京都では、デング熱の専用電話を開設して、都民からの相談に対応している。厚生労働省や国立感染症研究所、東京都感染症情報センターなどでは、ホームページ内に専用ページを設け、デング熱に関する情報を提供している。

デング熱とは…症状や特徴、予防法を解説

《奥山直美@リセマム》

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