株式会社ラネクシーは8月4日、デバイス制御ソフトウェア「DeviceLock」のMTP(PTP)デバイスへの対応状況を公開した。DeviceLockは、USBメモリやCD-ROMなどの着脱可能メディアを始め、FireWireポート、Wi-Fiアダプタ、BluetoothアダプタなどクライアントPCの周辺機器の使用を制限することで、外部への情報の不正持ち出しを防止するソフトウェア。今回の情報公開は、現在報道されている大規模な顧客情報漏えいインシデントにおけるデータ持ち出し経路が、MTP(PTP)通信方式のスマートフォンであると発表されていることを受けたもの。DeviceLockは、従来のUSBマスストレージ方式をはじめとしたさまざまなデバイスの制御に加え、2011年9月リリースのバージョン7.1からMTP(PTP)方式でUSB接続するデバイスの使用禁止設定が可能となっており、最新のセキュリティリスクに対応している。同社では今回、DeviceLockバージョン7.3において、Windows 7およびWindows 8.1環境でのAndroid端末(OSバージョン4.2.2)の制御時の動作検証をおこない、正しく制御可能であることを確認した。これに伴い、MTP(PTP)モードのスマートフォンを経由した情報漏えいへの注意喚起を促すためのコンテンツを公式サイト上で公開したという。