独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月29日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のIPカメラ製品に認証回避の脆弱性(CVE-2014-3895)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「TS-WLCAM ファームウェアバージョン 1.06 およびそれ以前」「TS-WLCAM/V ファームウェアバージョン 1.06 およびそれ以前」「TS-WPTCAM ファームウェアバージョン 1.08 およびそれ以前」「TS-PTCAM ファームウェアバージョン 1.08 およびそれ以前」「TS-PTCAM/POE ファームウェアバージョン 1.08 およびそれ以前」「TS-WLC2 ファームウェアバージョン 1.02 およびそれ以前」には、認証回避の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にアクセス可能な第三者によって、認証情報を含む設定内容を取得される可能性があり、結果として取得された認証情報を使用して当該製品で任意の操作を実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。