独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月25日、Omronが提供するHMIターミナル「NS シリーズ」にクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)およびクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「NS15 バージョン 8.1xx から 8.68x まで」「NS12 バージョン 8.1xx から 8.68x まで」「NS10 バージョン 8.1xx から 8.68x まで」「NS8 バージョン 8.1xx から 8.68x まで」「NS5 バージョン 8.1xx から 8.68x まで」には、CSRFおよびXSSの脆弱性(CVE-2014-2369、CVE-2014-2370)が存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に機器の設定を変更されたり、情報が漏えいされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、各機器に対応したアップデートを適用するよう呼びかけている。