併催する国際CTF(Capture The Flag : ハッキングコンテスト)は国内外のトップクラスのプレイヤーが集まる24時間の競技。優勝するとDefCon CTF Final への参加権が与えられます。参加チームは国内外約10チーム、4人1組の参加です。今年のCTFは、PS3をハックしてソニーに訴訟を起こされたGeoHotがたった一人で優勝するなど、一人の優秀なハッカーが世界トップレベルの数十名のハッカーを倒すという韓国のハッカー育成製作そのものを示す、圧巻のゲーム展開でした。会議では韓国や諸外国の方たちと飲み会もたくさんあります。おとなりの国ですし参加者もプレイヤーも比較的若いです。どんどん参加してみてはいかがでしょうか?
●Black Hat USA(8月6日~7日/米国・ラスベガス) http://www.blackhat.com/ Black Hatで講演すれば世界トップレベルのハッカー、と認識されるほど有名な国際会議です。毎年夏にラスベガスで開催され、後述するDefConのビジネス版として発足しました。チケットは約15~20万円。それでも世界中から7,000名ほどが集結します。世界初の発表も多く、多くの言語でBlack Hatの講演内容が紹介されます。DNS Poisoning、Ciscoのゼロデイ発表、心臓のペースメーカーの問題等、インパクトの高い内容の講演が多く集結します。人的交流を深めるネットワーキングのために参加される方も多く、リクルーティングも盛んだと聞いています。トレーニングも併催され、通常1周間必要なものが2日間や4日間のBlack Hat Editionとして提供されます。トレーニングを受講するとブリーフィングス(講演)は無料なので大変お得ですよ。
併催される数多くのコンテストはバリエーションに富み、革命的なコンテストも多く産んできました。回路基盤で作られたメカバッジのハッキングや、ネットワーク上にパスワードを平文で流すとスクリーンに表示されるコーナーや、いまや世界中のあちこちで開催されるハッカー達の腕を競う場であるCapture The Flag(CTF:ハッキングコンテスト)まであります。そして、コンテストではないですが、参加者が会場のATMをハックされて注意画面が表示されたり、エレベーターがハックされたり、数多くの歴史やドラマを作ってきました。