日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は7月23日、企業のCSIRT機能の充実を支援するため、「CSIRT研修」サービスを開始し、9月から実施すると発表した。今回開設する「CSIRT研修」は、セキュリティ事故発生時の対応、全体指揮、管理などに携わる担当者を対象とするもの。同社が提供する緊急対応サービス「エマージェンシー・レスポンス支援サービス」など、セキュリティベンダが提供する支援を活用しながら、企業側の責任者として迅速な初動対応を行い、被害を最小限に抑え、適切な再発防止策を立案できることを目的とする。研修の内容は、CSIRTの概要、内部インシデントへの対応、外部からの攻撃によるインシデント対応、外部との連携や公表などの対応について、講義や実習を交えながら実践的なスキルの育成を目指す。第1回のCSIRT研修は9月8日から12日、計5日間30時間でのコース、料金は一人40万円(消費税別)。今後は受講のニーズに応じて、開催日を決定していくとしている。