一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月18日、警察庁、総務省、一般社団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議と協力し、国内感染端末に係わるIPアドレス管理者に対する情報提供を同日より開始したと発表した。JPCERT/CCは、国際連携活動の枠組みにおいて、米国US-CERT等から提供された感染端末情報に基づき、国内の関係省庁・組織と連携して、国内の感染端末利用者に対する不正プログラムの駆除等に関する情報提供を行う。インターネットバンキングに係わる不正送金事案に使用されているとみられる不正プログラム「Game Over Zeus」が世界的に蔓延していることをうけ、米国連邦捜査局(FBI)および欧州刑事警察機構(ユーロポール)が中心となり、協力国の法執行機関や各国CSIRTが連携し、本年5月30日より「国際的なボットネットのテイクダウン作戦」を行っている。今回の情報提供は、この作戦に協力するもの。