Foxit Reader のスタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.19(日)

Foxit Reader のスタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Foxit Reader が起動する際に表示されるスタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性が報告されています。
リモートの第三者に利用された場合、Foxit Reader 上で不正なスクリプトが実行される可能性があります。
さらなる攻撃に悪用される可能性があるため、影響を受けるバージョンの Foxit Reader を利用するユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
現時点 (2014/7/14) において、CVE-ID 未割り当て


3.影響を受けるソフトウェア
Foxit Reader 6.2.0.0429 以前

※1 Foxit PhantomPDF 6.2.0.0429 以前も、この脆弱性の影響を受けることが報告されています。


4.解説
Foxit Reader では、起動時に最近開いたファイル (Recent Documents) の一覧や有償版の PhantomPDF などの広告を表示させるスタートページがデフォルトで表示されます。
表示される Recent Documents の情報は、以下の FileX※2 レジストリキーの値が元になります。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Foxit Software\Foxit Reader 6.0\Recent File List\FileX

Foxit Reader には、この Recent Documents の情報をスタートページに表示する際の入力値チェックに不備あるため、レジストリに格納されたキー値をエスケープ処理せずそのまま出力してしまいます。
このため、不正なレジストリキーを利用して、スタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することでリモートの攻撃者は、クロスサイトスクリプティング攻撃 (持続型) を介して Foxit Reader 上で任意のスクリプトが実行可能となります。

なお、この脆弱性を攻撃者が悪用するためには、Recent Documents の情報が含まれるレジストリキーを操作する必要があるため、当該レジストリキーを操作する不正なレジストリファイルを事前に標的ユーザに閲覧させる必要があります。

※2 X には、開いた PDF ファイルに応じて、1, 2, 3 と順に数字が入ります。


5.対策
以下の Web サイトより Foxit Reader 6.2.1 以降を入手し、当該バージョンにアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。

Foxit Reader 6.2.1:
http://www.foxitsoftware.com/downloads/


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー・グリッド研究所

※Web非公開該当コンテンツ閲覧をご希望の方はScan Tech Reportにご登録(有料)下さい。

Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. Microsoft Windows OS において DLL Hijacking により UAC を回避する手法(Scan Tech Report)

    Microsoft Windows OS において DLL Hijacking により UAC を回避する手法(Scan Tech Report)

  2. 「KRACKs」に対して、現時点で想定される脅威と対策をまとめたレポート(NTTデータ先端技術)

    「KRACKs」に対して、現時点で想定される脅威と対策をまとめたレポート(NTTデータ先端技術)

  3. ランサムウェア「Bad Rabbit」感染に注意喚起、水飲み場攻撃を実行か(IPA)

    ランサムウェア「Bad Rabbit」感染に注意喚起、水飲み場攻撃を実行か(IPA)

  4. 「GNU Wget」にリモートから任意のコードを実行される複数の脆弱性(JVN)

  5. Savitech製USBオーディオドライバに、ルートCA証明書を導入される脆弱性(JVN)

  6. GNU wget に HTTP プロトコルのハンドリングにおける値検証不備に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  7. アップルがSafari、macOS、iOSなどのアップデートを公開、適用を呼びかけ(JVN)

  8. トレンドマイクロの管理マネージャに複数の脆弱性(JVN)

  9. 2017年第3四半期はダウンローダーの検出が急増、前四半期の約31倍に(IPA)

  10. Apple IDの不正使用があったとし、セキュリティ質問再設定のリンクに誘導(フィッシング対策協議会)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×