Foxit Reader のスタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.05.21(月)

Foxit Reader のスタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Foxit Reader が起動する際に表示されるスタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性が報告されています。
リモートの第三者に利用された場合、Foxit Reader 上で不正なスクリプトが実行される可能性があります。
さらなる攻撃に悪用される可能性があるため、影響を受けるバージョンの Foxit Reader を利用するユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
現時点 (2014/7/14) において、CVE-ID 未割り当て


3.影響を受けるソフトウェア
Foxit Reader 6.2.0.0429 以前

※1 Foxit PhantomPDF 6.2.0.0429 以前も、この脆弱性の影響を受けることが報告されています。


4.解説
Foxit Reader では、起動時に最近開いたファイル (Recent Documents) の一覧や有償版の PhantomPDF などの広告を表示させるスタートページがデフォルトで表示されます。
表示される Recent Documents の情報は、以下の FileX※2 レジストリキーの値が元になります。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Foxit Software\Foxit Reader 6.0\Recent File List\FileX

Foxit Reader には、この Recent Documents の情報をスタートページに表示する際の入力値チェックに不備あるため、レジストリに格納されたキー値をエスケープ処理せずそのまま出力してしまいます。
このため、不正なレジストリキーを利用して、スタートページに任意のスクリプトを挿入可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することでリモートの攻撃者は、クロスサイトスクリプティング攻撃 (持続型) を介して Foxit Reader 上で任意のスクリプトが実行可能となります。

なお、この脆弱性を攻撃者が悪用するためには、Recent Documents の情報が含まれるレジストリキーを操作する必要があるため、当該レジストリキーを操作する不正なレジストリファイルを事前に標的ユーザに閲覧させる必要があります。

※2 X には、開いた PDF ファイルに応じて、1, 2, 3 と順に数字が入ります。


5.対策
以下の Web サイトより Foxit Reader 6.2.1 以降を入手し、当該バージョンにアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。

Foxit Reader 6.2.1:
http://www.foxitsoftware.com/downloads/


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー・グリッド研究所

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

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