独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月7日、横河電機株式会社が提供する統合生産制御システムである「CENTUM」を含む複数のYOKOGAWA製品に、バッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性は5月12日に公開された「JVNVU#98181377」とは異なるもの。「CENTUM」を含む複数のYOKOGAWA 製品には、バッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2014-3888)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたパケットを処理することで、プロセスが停止する可能性がある。場合によっては当該製品を実行しているユーザの権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに各バージョンに対応した適切なパッチを適用するよう呼びかけている。