株式会社カスペルスキーは5月15日、ファイルサーバ向けセキュリティ製品「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server」の最新バージョン 8.0.2.172 (Maintenance Pack 2 Critical Fix 1)を同日より提供開始したと発表した。本製品は、Linuxで構築されたファイルサーバを安全に使用するためのセキュリティソリューション製品。カーネルレベルの監視を行い、ファイルサーバをマルウェアの脅威から保護する。また、VMware Readyとして認定されており、仮想マシン上でファイルサーバを稼働させる場合にも対応している。また最新バージョンでは、管理ツール「Kaspersky Security Center」よりオンデマンドで実施する、マルウェアのスキャンタスクの優先度を4つのレベルで設定できるようになった。本機能により、同じサーバ上で稼働するアプリケーションへの影響を考慮して、スキャンプロセスのシステム負荷を調整することが可能になる。さらに、Kaspersky Security Centerと連携してクライアント側の管理を行うネットワークエージェントに、アップデートエージェント機能を追加した。特にリモート拠点の複数の端末へのウイルス定義データベースや、ポリシーの配信を1端末分の配信で済ませることができるため、ネットワーク負荷を軽減できる。サポートOSも拡大している。