日本マイクロソフト株式会社は5月2日、定例外のセキュリティ情報「MS14-021:Internet Explorer用のセキュリティ更新プログラム(296511)」を公開した。深刻度は「緊急」となっている。本脆弱性は、セキュリティ アドバイザリ 2963983「Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される」で説明されているもので、Windowsクライアント上のInternet Explorer(IE)6から11、およびWindowsサーバ上のIE 6から11も影響を受けるが、サーバ版では深刻度が「警告」となる。本脆弱性(CVE-2014-1776)が悪用されると、ユーザがIEを使用して特別に細工されたWebページを表示することで、リモートからコードを実行される可能性がある。また、攻撃者が現在のユーザと同じユーザ権限を取得する可能性がある。さらに同社では、本脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃を確認している。自動更新を有効にしていれば、特にユーザが操作することなくパッチが適用される。なお、今回のセキュリティ更新プログラムでは例外的にWindows XPにも対応している。
りそなホールディングスがOA端末3万台をWindows 8に移行、PCのドライブ暗号化技術「BitLocker」にて強固なセキュリティ環境を実現(日本マイクロソフト)2014.4.3 Thu 10:00