東陽テクニカとパステル・ネットワークス株式会社は4月15日、新たな共同事業として、会員制のIT機器ベンチマークテストサービス「@benchmark」を同日より提供開始したと発表した。本サービスは、ユーザやSIサービス会社などが、IT機器を的確に選定し、効果的に導入できるよう支援することを目的とするサービス。登録会員の依頼に応じて、実環境に近い設定で検証を無料で実施し、テスト結果を提供する。両社は本サービスで初年度100会員・団体の利用を見込んでいる。検証は、東陽テクニカの技術中枢機関であり、専用計測器および経験豊富なテスト技術者を擁する「電子技術センター」において行われ、約1週間から10日間で結果が得られる(テスト内容により変動)。テスト結果は依頼主に提供されるほか、会員サイト上で公開(依頼主情報は非公開)するため、全会員が閲覧・再利用できる。また、テスト結果の数値をどう読み取ればよいかなどのテスト専門家による技術解説を公開し、テスト結果の活用を促進する。さらに、会員同士が自由に情報交換できるWebコミュニティの場も提供する。