ネットエージェント株式会社は4月10日、OpenSSL Heartbleed脆弱性の有無を、Web上から対象のホスト名を入力するだけで容易に判別できるサービス「Heartbleed検査サービス」を、無償にて提供開始したと発表した。本脆弱性は、SSL/TLSの暗号化によって保護されている情報が特殊な環境下でなくても盗まれてしまう脆弱性で、SSLによる暗号化通信の安全性を覆すとても大きな問題としている。本脆弱性は、過去にさかのぼってユーザの情報が漏えいする可能性があり、すでに本脆弱性によって一部サイトにてユーザのID、パスワードの情報が漏えいする等といった被害が確認されている。さらに、本脆弱性では攻撃された記録が一切残らないため、攻撃者に攻略されたかどうかをログによって検査する等といった判断ができない。このため安全面から当該バージョンを利用してインターネットに公開していた場合は例外なく、攻撃者に攻略されたであろうという前提で対応すべきだと同社では考え、本サービスの提供に至ったという。