Linux Kernel の compat_sys_recvmmsg() 関数の実装に起因する権限昇格の脆弱性(Scan Tech Report)
Linux Kernel には、recvmmsg システムコールを取り扱う際の timeout パラメータ処理に起因して、権限昇格が可能な脆弱性が存在します。
脆弱性と脅威
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1.概要 Linux Kernel には、recvmmsg システムコールを取り扱う際の timeout パラメータ処理に起因して、権限昇格が可能な脆弱性が存在します。 システムにアクセス可能なローカルの悪意あるユーザに利用された場合、root 権限を取得され、システムを完全に制御される可能性があります。 Linux Kernel で x32 ABI 機能 (CONFIG_X86_X32) を有効にする環境では、脆弱性を悪用される可能性があるため、影響を受けるバージョンの Linux Kernel を利用するユーザは可能な限り以下の対策を実施することを推奨します。